作成日:2022/02/18
【建設業者様】一人親方労災保険対策の強化
国土交通省が、一人親方対策を強化するための『社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン』の改訂案をまとめています。改訂するガイドラインは2022年4月1日に施行されます。
国土交通省は、法定福利費の支払いを逃れるために雇用している労働者を一人親方に偽装するケースや、建設業において2024年4月に始まる時間外労働の上限規制も一人親方には適用されないため、一人親方の偽装がさらに進むことを警戒しています。今後元請けに対して求められる事項をご確認ください。
主な改訂内容
@実態は雇用している技能者を一人親方としている下請けに対し、雇用契約を結ぶよう指導を求める。
A元請けの指導に応じない場合、偽装した一人親方を抱える下請けの現場入場を禁止することを求める。
B現場に雇用保険未加入の作業員がいる場合、現行のガイドラインでも元請けに再下請負通知書や請負契約書の確認を求めているが、改訂によって現場指導をさらに強化するよう求められる。
具体的に求められる内容は、「みんなで目指すクリーンな雇用・クリーンな請負の建設業界」(国土交通省)をご確認ください。
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/content/001448684.pdf:
社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン(国土交通省)
建設市場整備:社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン - 国土交通省 (mlit.go.jp)
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_fr2_000008.html提供:建通新聞社