こんにちは!大砂事務所の石野です。
先日、有休をいただいて84歳になる父の研修と試験に付き添い、神戸の県民会館へ出かけました。父は、どこへ行くにもバスか自動車での移動なので、今回のお出かけは電車で行くことにしました。前日には補聴器の調整に販売店に出向いたり、何を着ていくかと服選びをしたりと楽しみにしている様子で、当日出かけるときには、「ちょっとした旅行やなあ。」とうれしそうに言っていました。
電車に乗った父は「ガタンゴトンといわんのや。えらい静かに走って乗り心地もえんやなあ。」と感動していたので思わず笑ってしまいました。父はバスの運転士をしていたので、観光バスで雪深い信州に行ったときの話、楽しかったこと、事故をおこしそうになったこと、神戸に着くまでたくさん話してくれました。「お父さんが観光バスで遠出するときは、無事でお客様を運んで、無事に帰ってきますようにといつも祈っていたよ。」という母の言葉を思い出し、母の祈りがあったから無事に勤めることができたのだと思いました。
県民会館に着き、受付まで行くと「宍粟市から遠いところよく来てくれたったなあ。こちらは奥さん?」と言われ、父は「若く見られたんかなあ。」と喜んでいましたが、私はショック(;゚ロ゚)「娘です!」と否定しておきました(笑)
終わりの時間まで、私は近くに住んでいる娘の家で小休憩。終了時間に娘たちと迎えに行くと、父は「合格!」と修了証を見せ、「やったー!おじいちゃんすごい!」とみんなで大喜び、父は誇らしげにニコニコ。会場では、周りの方たちにとても親切にしていただき、優しい声かけをしてもらったと父は喜んでいました。帰りの電車は少し混んでいたけれど、席を譲っていただいて座ることができました。多くの方の優しさに触れ、感謝いっぱいの一日を過ごすことができ、とてもほっこりとした幸せな気分になりました。父と二人で遠出するのもいいものですね。
両親のルーツを語ることができる人は少ないですが、弊所代表はきちんと語られています。それだけご両親を大切に思う気持ち、感謝の気持ちが大きいからですね。私も今日聞いた父の思い出、母の父への思いなどをしっかりと記憶し、娘や孫に語れるようにしたいと思います。