労務管理のプロが本音で明かす 非常時の雇用問題対策セミナー
第1部は、「突然やってくるトラブル、今各地で起きている 労務問題」と題し実際に起きている労務問題を取り上げ、 個別労働紛争に介入できる「特定社会保険労務士」なら ではの切り口で、労働組合とのやりとりも紹介しました。 インターネットの普及が労働者に知識を植えつけているた め、一人でも人を雇用すると労務問題は起こると警鐘を 鳴らし、実状をお聴きいただきました。 「労働者を守る法律はあっても、経営者を守る法律は どこにもない」では、労働者の権利は憲法にあり、経営者を 守る法律はどこにもなく、守ってくれるのは就業規則であることをお話ししました。不当解雇と訴えられても負けない手法や、残業代の不当請求から会社を守る方法、労働条件の不利益変更にならない就業規則の改正等、皆さん熱心にメモを取っておられました。現在の会社の就業規則ではとても不安、早速見直しが必要だと受講者の皆さんが感じられたようです。 |
第2部では、「大恐慌の今こそ、ピンチをチャンスに変える ための5ヶ条」と題し安易な整理解雇は会社倒産の第一歩 であると、整理解雇について説明しました。 実践にもとづいた興味深い内容と、現在の世情によるため か、皆さん真剣に聞き入っておられました。大企業が採用を セーブしている今こそ人財獲得のチャンス! この時期経営者として「やるべきこと」と「やってはいけないこと」 もお話ししました。また、「知恵を絞り出した企業には明るい 未来が待っている」と題し、中小企業を支援する助成金活用 のポイントも説明しました。 「今企業がしなければならないこと」では、この不況時に私達企業はどうすればよいかをひもとき、元気になる秘訣もお伝えしました。 皆さんに勇気とヒントを持って帰っていただけたと思います。 |
問題が起こってからでは遅すぎます!! 今まで開催した セミナーを通じてご相談を受けた社長様の依頼で、実際に 労働組合との団体交渉にも出席し、ユニオン等の労務問 題にも真正面から取り組んできました。 大不況といわれる現在、経営者の厳しい道を歩んでおられ る皆様に、これ以上苦しんでほしくないという私の想いは、 セミナーに参加いただいた方に伝わったことと思います。 問題が起こってからでは遅いのです。問題が起きる前に事前 に準備をしていれば、80%の問題は既に解決しています。気づかれた方は、鐘を鳴らしてください。(実行してください。) |
平成21年4月開催 姫路商工会議所