「景気低迷期の労務問題・人事評価制度セミナー」
平成22年3月18日大砂行政労務事務所主催のセミナーを姫路商工会議所にて開催しました。セミナー内容を以下にご紹介いたします。 【労務問題とユニオン対策】終身雇用制度が崩壊し企業への忠誠心を無くした従業員の中には義務を果たさず権利ばかりを主張する人が出現しています。 そんな問題社員を追放するには、予防法務と初期対応が大切です。ユニオンとの生々しい紛争事例を交えて、大砂流の労務問題解決手法をライブでお伝えしました。 |
【うつ病等精神疾患問題】20人に1人がうつ病に悩んでいるストレス社会にあって、従業員のうつ病問題は、もう「対岸の火事」ではなくなりました。 うつ病対策のない企業には、たった1人のうつ病社員の訴訟で、裁判所から1億8千万円、2億4千万円の損害賠償金を支払うように判決が出される時代です。うつ病対策のない企業は黒字倒産もあり得るのです。 |
【新・人事評価賃金制度】企業と従業員が目標を共有し、従業員を目標に向かって燃える集団にするのがこの制度です。例えば、時給800円のパート社員で会社が指示したことしかできず電話対応も不安な人と、時給950円の人で概要を伝えると想定の範囲内で仕事をテキパキとこなし、電話対応もしっかりしている人とでは、どちらがビジネスに貢献しているでしょうか?この制度は人材を人財へと導く制度です。 【未払い残業、ダラダラ残業問題】 サービス残業でユニオンに駆け込まれたり、裁判所に訴えられると大部分が労働者有利の結果になっています。たった6人の未払い残業で2600万円の支払い命令が出ています。(京都地裁H21.9.17ちゃんこダイニング若)「うちは残業代込みで賃金を支払う」と言っていたと主張しても負けるのです。 それは何故か??残業問題を知り、未然に対策を立てて欲しいとメッセージを送りました。労務問題は未然に防ぐことが大切です! ユニオン等の労務問題やうつ病等精神疾患問題、未払い残業問題等様々な問題が日々起こります。問題が起こってからでは遅いのです。問題が起きる前に事前に準備していれば、80%の問題は既に解決しています。就業規則の見直しや人事評価制度導入等で未然に防ぐことが大切です。 |